doAdo Noir / Editions du Rouergue

ドアド・ノワール
 〔2006 - 〕

ルエルグ社社(ローデス)
     ヤングアダルト向けノワール叢書
怪奇幻想、冒険

【概説】
ローデス拠点の出版社ルエルグが以前から持っていた児童文学叢書ドアドに併設されたノワール・コレクション。これまでドアドで実績を上げてきた作家(ギョーム・ゲロー、クロディ−ヌ・ガレア)を中心とした執筆陣で、他のノワール叢書や児童向けコレクション(スゥリ・ノワ−ル)とは作風、対象読者層を異にしています。  
「対象年齢:13才以上」の註が付され、イラストも子供をあしらうなど児童文学のアプローチは見せていますが、ボリューム、扱っている内容を考えると「大人向け」と比べて遜色ないかなという気はします。作品によっては怪奇・幻想・SF色有り。

【諸データ】
【1986年】
ルエルグ社設立。
 
【1998年】
ルエルグ社で児童文学コレクション「ドアド」創設。悩める子供たち子供たちのリアルな姿を描き出し、同社の中心コレクションの一つとなっていきます。 
【1998年】
ルエルグ社がアクト・シュド社によって資本吸収・合併される。女性社長・設立者のダニエール・ダスチュグがこれまで通り各叢書の監督を続けていきます。
【2006年1月】
ギョーム・ゲローの『狙った獲物は外さない』でドアド・ノワール開始。出版直後の作家曰く、「今まで書いた中で一番残酷」。
【2007年】
この年の3月に発表された2作、『ベルリンの天使』、『赤のメトロ』が一般ノワール文学愛好家の間でも話題を呼び、ラジオ番組オンド・ノワールで作家クロディーヌ・ガレアのインタビューが放送されてます。

【作品】
 『狙った獲物は外さない』
ギョーム・ゲロー著
『真直ぐ逃げろ』
ミカエル・コールマン著
『ベルリンの天使』
シルヴィー・デオール著
  Je mourrai pas gibier
/ Guillaume Guéraud
[2006]
Filer droit
/ Michael Colema
[2006]
Anges de Berlin
/ Sylvie Deshors
[2007]

『赤のメトロ』
クロディーヌ・ガレア著
『飛行士の手』
フロランス・オブリー著
『「目」特捜隊』
ギョーム・ゲロー著
Rouge métro
/ Claudine Galea
[2007]
La Main de l'aviateur
/ Florence Aubry
[2007]
La Brigade de l'Oeil
/ Guillaume Guéraud
[2007]

『ビーイング』
ケヴィン・ブルックス著
『怖れを縁取ってみると』
ギョーム・ゲロー著
『悪夢売ります』
アンドレ・バンシュトリ著
Being
/ Kevin Brooks
[2008]
Le contour de toutes
les peurs / G. Guéraud
[2008]
Vendeur de cauchemars
/ André Benchetrit
[2008]

 『狂者』
ミカエル・コールマン著
 『我が愛カラシニコフ』
シルヴィー・デオール著
 
 
Barjo
/ Michael Coleman [2008]
Mon amour kalachnikov
/ Sylvie Deshors[2008]
  

 

【最終更新】 2009-06-09
Photo : "Voici le temps des assassins" / Julien Duvivier, 1955
] Noirs [ - フランスのもう一つの文学 by Luj, 2008 - 2010

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