Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!

 
 
 

Quatre-bis / Editions Zulma

カトル・ビス
 〔1997 - 〕

ジュルマ社 (カデイラン)
     地方出版社、文芸ノワール

【概説】
官能小説で知られているジュルマ社が立ち上げた犯罪小説コレクション。純文学、特に恋愛小説の影響を強く受けた作家(ジュネーヴ、オルスト、ヴァレ)が中心となっていますが、途中からフルーヴ社の叢書レ・ノワール残党(ガルニエ、マルト)が加わって作家陣が充実していきます。  
短編アンソロジーの編纂、旧作の復刊作業(アルノー、マザラン)など一時期は拡大戦略を取っていたのですが、01年以降は作家数・出版点数を絞る形に方向転換しています。

【諸データ】
【1991年】
ローラ・ルロワとセルジュ・サフランがジュルマ社を創設。3作目『カーマ・スートラ』の仏訳出版で名を知られるようになります。 
 
【1995年】
出版の拠点を田舎村カデイランに移す。 
【1995年】
マックス・ジュネーヴが持ちこんた『ある伝記の解剖』をカルマン・レヴィ社との共同出版で公刊する。探偵シモン・ローズ連作の第一弾。この時期、社内に独立した犯罪小説コレクションはありませんでした。 
【1997年】
犯罪小説叢書カトル・ビスを新設。第一弾として黒いカバーを付け直した『ある伝記の解剖』を再発表します。当初は文庫版サイズ(11X18 cm)、黒字に白抜き文字とロゴをあしらったデザインでした。 
【1997年】
『デドゥーシュには手を出すな』(第6番)でジャック・ヴァレが参入。ジャーナリストのデドゥーシュを主人公にした連作の第一弾です。 
【2001年】
パスカル・ガルニエ著『誰も成功からは逃れられない』公刊。この作品でジュルマ社は独立系出版社に与えられるサン・カンタン市都市のポラール賞を獲得します。 
【2001年】
マルクス・マルト参入第一弾となる『他の奴らは皆死んでいく』発表。 
【2002年】
叢書のフォーマットを変更。サイズを一回り大きくし(12X19 cm)、表紙に写真が添えられ、背表紙が白地になっています。この時期から頻繁にデザインの変更が行われ、叢書としての一貫性、ロマン・ノワール感は希薄になっていきます。 
【2003年】
マルクス・マルト著『犬の分け前』発表。2004年のサン・カンタン市都市のポラール賞受賞作品です。 

【作品 (05年公刊分まで)】
『ある伝記作家の解剖』
マックス・ジュネーヴ著
『告白者』
ユーゴ・オルスト著
『女暗殺者の日記』
カトリーヌ・クライン著
Autopsie d'un biographe
/ Max Genève
[1995] 
Le Confesseur
/ Hugo Horst
[1997]
Journal de la tueuse
/ Catherine Klein
[1997]

『TEA』
マックス・ジュネー著
『人を喰らふ』
エマニュエル・メナール著
『デドゥーシュには手を出すな』
ジャック・ヴァレ著
TEA
/ Max Genève
[1997]
Cannibale
/ Emmanuel Ménard
[1997]
Pas Touche à
Desdouches
/ Jacques Vallet [1997]

『9人半分の死体』
短編アンソロジー
 『黒い町ヴィーユフランシュ』
短編アンソロジー
『チャイニーズ・タンゴ』
ユーゴ・オルスト著
Neuf morts et demi
/ Collectif
[1997]
Villefranche, Ville noire
/ Collectif
[1997]
Tango chinois
/ Hugo Horst
[1998]

『塹壕パラノ』
(復刊)
ジョルジュ=ジャン・アルノー
『対独協力者の歌』
(復刊)
ジャン・マザラン著
 『跡』
ジャック・ヴァレ著
Bunker Parano
/ Georges-Jean Arnaud
[1998]
Collabo Song
/ Jean Mazarin
[1998]
La Trace
/ Jacques Vallet
[1998]

『高速26号』
パスカル・ガルニエ著
 『皮を剥かれた女』
カトリーヌ・クライン著
『雌の虎』
マックス・ジュネーヴ著
L'A26
/ Pascal Garnier
[1999]
L'Écorchée
/ Catherine Klein
[1999]
Tigresses
/ Max Genève
[1999]

『死者一覧』
ジャン=リュック・ペイアン著
『全てはティトーに』
ヴィオレヌ・ベロー著
『物置に一枚の貝殻が』
ジャック・ヴァレ著
 Nécrologie
/ Jean-Luc Payen
[1999]
Tout Pour Titou
/ Violaine Berot
[2000]
Une Coquille
dans le placard
/ Jacques Vallet [2000]

『ジャンキー・ブート』
ミシェール・ローゼンファルブ著
『坂の本屋』
アリクス・クレマンス著
『誰も成功からは
逃れられない』
パスカル・ガルニエ著
Jankie Boot
/ Michèle Rozenfarb
[2000]
Librairie des pentes
/ Alix Clémence
[2000]
Nul n'est
à l'abri du succès
/ Pascal Garnier [2001]

『サナギおじさん』
ジャック・ヴァレ著
『他の奴らは皆死んでいく』
マルクス・マルト著
『僕の後、ヒロシマ』
フランク・パヴロフ著
Monsieur Chrysanthème
/ Jacques Vallet
[2001]
Et Tous
les autres crèveront
/ Marcus Malte [2001]
Après moi, Hiroshima
/ Franck Pavloff
[2002]

『容認しがたい他への視線』
パスカル・ガルニエ著
『全ての島は青い』
ジャック・ヴェティエ著
『アジア系愛人の灰』
ユーゴ・オルスト著
Vue imprenable sur l'autre / Pascal Garnier [2002] Toutes les îles sont bleues / Jacques Vettier [2002] Les Cendres de l'amante asiatique/ Hugo Horst [2002]

『私の兄は今朝発ちました』
マルクス・マルト著
 『犬の分け前』
マルクス・マルト著
『アブリバブリ』
ジャック・ヴァレ著
Mon frère est
parti ce matin
/ Marcus Malte [2003]
La Part des chiens
/ Marcus Malte
[2003]
Ablibabli
/ Jacques Vallet
[2003]

  『下の上』
パスカル・ガルニエ著
  『内=北』
マルクス・マルト著
『欲望流』
パスカル・ガルニエ著
Les Hauts du bas
/ Pascal Garnier
[2003]
Intérieur Nord
/ Marcus Malte
[2005]
Flux
/ Pascal Garnier
[2005]

 

【最終更新】 2009-06-10
Photo : "Voici le temps des assassins" / Julien Duvivier, 1955
] Noirs [ - フランスのもう一つの文学 by Luj, 2008 - 2010