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Sanguine / Editions Phot'oeil

サンギーヌ
 〔1979 - 1983〕

フォトゥィユ社 [1979-80]
サンギィーヌ社 [1980-81]
アルバン・ミシェル社 [1982-83]
     ネオ・ポラール

【概説】
1979年にパトリック・モスコニが創設した犯罪小説コレクション。アングルナージュ、ファイヤール・ノワールと共に79年以降のネオ・ポラール現象を演出した叢書のひとつ。79年から83年にかけ出版社をまたぐ形で27冊(8冊+3冊+16冊)の作品を発表。モルジエーヴやファジャルディ、レナル、プイといった重要作家を発掘し、以後の仏ノワール小説に大きな影響を与えました。  

【諸データ】
【1978年】
写真やアート系作品を扱っていた出版社フォトゥィユで、共同経営者だったモスコニとアラン・フレイグが犯罪小説コレクションの設立を企画。
 
【1978年9月】
アラン・フレイグの提案で新叢書の名称が「サンギーヌ」に決定。叢書監修をフレデリック・ファジャルディに委託します。 
【1979年6月】
サンギィーヌ第1番となる『風とともに去った伯母』(ジャン=ニコラ・ボードラン著)が発表される。主人公のインテリ青年が大学近辺でテロ活動を組織していく設定にマンシェット『地下組織ナーダ』の影響を見て取れます。
【1979年】
叢書第2番の『警官殺し』(フレデリック=F;ファジャルディ)発表。ル・マタン紙、リベラシオン紙の新作欄に好意的な批評が掲載されました。
【1980年】
叢書第7番から叢書監修者がファジャルディからモスコニに変更。ファジャルディ曰く、「送られてくる原稿を拒めなかったので…」。 
【1980年】
フォトゥィユ社倒産(「僕は経営者としては無能に等しかった」)。モスコニは単独で新出版社の設立に取りかかります。
【1981年1月】
サンギィーヌ社で叢書の第二期を開始する。当初は月に2冊の小説を発表を予定。出版社内には映画部もあって映像方面の展開も目論んでいたようです。
【1981年】
3冊のみの出版でサンギィーヌ社閉鎖を決定。モスコニは弁護士経由でアルバン・ミシェル社の担当者を紹介されています。
【1982年1月】
アルバン・ミシェル社で叢書の第三期を開始する。それまで要約だけが載っていた裏表紙ですが、この第三期から指名手配のポスターを模した著者近影/イラスト入りに変更されています。
【1983年1月】
第16番『ヴェリー・ナイス』で叢書の活動を停止。

【作品 〔第1期〕】
『風とともに去った伯母』
ジャン=ニコラ・ボードラン著
『警官殺し』
フレデリック=H
ファジャルディ著
『黒聖夜』
ジャン=クリスティアン・
ヴィリュベール著
1 : O tante en
emporte le vent
/ Jean-Nicolas Baudrin
[1979]
2 : Tueur de flics
/ Frédéric H. Fajardie
[1979]
 3 : Noël noir
/ Jean-Christian Viluber
[1979]

『長靴を履いた猫の夜』
フレデリック=H・
ファジャルディ著
『行け、緑の蛆虫よ!』
リシャール・モルジエーヴ著
 『ロモランタンの秋』
ジャン=ニコラ・ボードラン著
4 : La Nuit des
Chats Bottés
/ Frédéric H. Fajardie
[1979]
 5 : Allez les verts!
/ Richard S. Morgiève
[1979]
6 : L'Automne
à Romorantin
/ Jean-Nicolas Baudrin
[1979]

『死の子供』
グザヴィエ・マリアニ著
『正当錯乱』
マルク・ヴィラール
&イヴ・デグリアム著
 
7: Les Enfants de la mort
/ Xavier Mariani
[1980]
8: Légitime Démence
/ Marc Villard
& Yves Degliame
[1980]
 

【作品 〔第2期〕】
『現代的な殺人』
ジャン=ピエール・ガラン著
 『イカスぜアフリカ囚人部隊』
  ジャン=ピエール・
バスティッド
&ミシェル・マルタンス著
『強盗は別にして』
パトリック・ボーマン著
1 : Meurtres modernes
/ Jean-Pierre Galland
[1980]
2 : Les Baths d'Af
/ Jean-Pierre Bastid
& Michel Martens [1980]
3 : Branq' à part
/ Patrick Bauman
[1980]

【作品 〔第3期〕】
『クライスラー66』
リシャール・モルジエーヴ著
『外人部隊墓地』
リュック・ヴェルノン著
『負け犬に不幸あれ』
ジャン=ピエール・ガラン著
 1 : Chrysler 66
/ Richard Morgiève
[1982]
 2 : Tombeau
légionnaire
/ Luc Vernon [1982]
3 : Malheure au vaincu!
/ Jean-Pierre Galland
[1982]

『火気厳禁』
バジル・ブレネル著
『シナリオ』
ヤズー著
『檻の記憶』
ティエリー・ジョンケ著
 4 : Halte au feu
/ Basil Brenner
[1982]
5 : Scénario
/ Yaz
[1982]
 6 : Mémoire en cage
/ Thierry Jonquet
[1982]

『黒石鹸』
ピエール・フラマン著
『森に一匹の殺し屋が』
パトリック・レナル著
『沈黙の森』
ピエール・ペロー著
7 : Savon noir
/ Pierre Flament
[1982]
8 : Un tueur
dans les arbres
/ Patrick Raynal [1982]
9 : La Forêt muette
/ Pierre Pelot
[1982]

『悪魔を哀れむ歌』
リシャール・モルジエーヴ著
『失われた血を求めて』
ダゴリー著
 『バラ香水の匂うような』
ジャン=ピエール・ガラン著
10 : Sympathies
pour le diable
/ Richard Morgieve
[1982]
11 : À la recherche
du sang perdu
/ Dagory [1982]
 12 : À l'eau de rose
/ Jean-Pierre Galland
[1982]

『ハンバーガーと偶然』
クリスティアン・ヴィラ著
『過去はなかったことにしよう』
ラモン・メルカデル
  (ティエリー・ジョンケ)著
  『じっとした目で』
ロベール・ローゼンタール著
 13 : Hamburgers
et coïncidences
/ Christian Vila
[1982]
14 : Du passé faisons
table rase
/ Ramon Mercader
 [1982]
15 : Les Yeux fixes
/ Robert Rosenthal
[1982]

『ヴェリー・ナイス』
  パトリック・レナル
&ジャン=ベルナール・プイ著
   
16 : Very Nice
/ Patrick Raynal
& Jean-Bernard Pouy
[1983]
   

 

【最終更新】 2009-06-10
Photo : "Voici le temps des assassins" / Julien Duvivier, 1955
] Noirs [ - フランスのもう一つの文学 by Luj, 2008 - 2010