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〔反抗刑事ジェロニモ三部作 その2〕
反抗刑事 |
ジャン・アミラ著 |
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〔初版〕1972年
ガリマール社(パリ)
叢書セリ・ノワール 1501番 |
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Contest-flic / Jean Amila
-Paris: Editions Gallimard.
-(Série Noire; 1501). -1972. |
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アルプスに近い寒村、ドイツ人観光客3人の惨殺死体が発見された。ダンジャン夫婦は射殺され、逃げ出そうとした少女は川沿いでつかまり、銃で頭を割られていた。 |
地元警察のドメルグは事件の発見者ベローヌの供述の矛盾に目を留めた。発見者から容疑者に扱いを変えていく。ベローヌは頑として否認を続けていた。「銃声は聞こえたんでさぁ。でも悲鳴はなかったんです」 |
パリにいた「ジェロニモ」ことエドゥアールに上司から連絡が入った。「ダンジャン事件で新しい情報が手に入った。休暇中に様子を見てきてもらえるか」の依頼。エドゥア−ルは愛車のバイクにまたがってアルプスへと向かっていく。 |
パリにいた「ジェロニモ」ことエドゥアールに上司から連絡が入った。「ダンジャン事件で新しい情報が手に入った。休暇中に様子を見てきてもらえるか」の依頼。エドゥア−ルは愛車のバイクにまたがってアルプスへと向かっていく。 |
長髪のヒッピー警官ジェロニモを登場させた三部作で唯一丁寧に事件の捜査過程を描写していった作品。フランスの田舎村で実際に発生した事件を下敷きにしており、元ネタは後に『リュールの悲劇』として発表されています。結末に救いひとつないのがアミラらしいのですが、物語の組み方が非常にスマートで個人的にお気に入りの一作。 |
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