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ガブ、ダイアナを救う
〔2001年〕 |
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ピエール・ブルジャッド著 |
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ル・プルプ、ダイアナ妃、ゾンビ、ブードゥー魔術 |
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バレンヌ社 (パリ)
叢書 ル・プルプ
第214番 |
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Gab save the Di / Pierre Bourgeade
-Paris : Editions Baleine.
-(Le Poulpe; 214).
-106p. -11 × 18cm. -2001. |
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【あらすじ】 |
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8月30日。パリは元皇太子妃の来仏で盛り上がっていた。ル・プルプことガブリエルもシェリルに誘われていた。不機嫌な顔で沿道に並びながらダイアナ到着を待っている。「行くぞシェリル」と踵を返す。事故を知ったのは翌朝のニュースだった。ケネディ暗殺に匹敵する衝撃がパリを駆け巡る。 |
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知人のブードゥー司祭パパ・ボンボに連絡を入れる。飛行場のレイモンに頼んで愛機ポリカロフをスタンバイさせる。墓地に向かい、ブードゥー呪術でダイアナ妃を生き返らせる。午後11時にイギリスを出発、ポリカロフは午前2時に仏モワセル空港に到着。後部座席の寝袋で元皇太子妃が静かな寝息を立てていた。 |
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関係者の話を元に事故の状況を再構成していく。ベンツは2台用意されていた。ダイアナが乗った1台の他にも細工された別の1台が用意され、ダイアナ/アル・ファイドの食事中にすりかえられていた。事故は計画的だった…。ダイアナ妃をシェリルの部屋に匿い、TV局と打ち合わせて暗殺事件の真実を暴露する。特集放送から24時間後、大英帝国が崩壊した。 |
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【講評】 |
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ル・プルプ末期に発表された一作。定番の脇役(ジェラール、マリア…)や小道具(ビストロ「豚足」)が一切姿を見せません。飛行機ポリカロフもちゃんと飛んでいます。掟破りの一作ですが逆に滅法面白い。内容の薄っぺらさはご愛嬌。超不埒なゾンビ物語としても読めます。 |
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【最終更新】 2009-06-17 |
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